正直なところ、いつかはFIREやサイドFIREのような暮らしができたらいいな、と思っています。
毎朝決まった時間に起きて通勤する生活から少し離れて、自分のペースでブログを書いたり、好きなことを楽しんだりしながら暮らせたら理想的です。
体調があまり良くない日に無理をして出勤したり、仕事の予定を優先して自分の時間を後回しにしたりする生活を、いつまでも続けたいわけではありません。
それでも、年間配当が税引き後で200万円台になった現在も、会社を辞める決断はできていません。今回は、FIREに憧れながらも踏み切れない理由と、私が考えている現実的なサイドFIREへの道について書いてみます。
いつかは会社に縛られない暮らしをしてみたい
FIREとは、資産運用による収入や資産の取り崩しによって生活費をまかない、会社員として働くことを必須にしない生き方です。
一方のサイドFIREは、配当金や資産収入だけですべての生活費を負担するのではなく、無理のない範囲で仕事を続けながら暮らす方法です。
私が魅力を感じているのは、単純に「もう働かなくてもよい」という部分だけではありません。
- 体調が悪いときに無理をして出勤しなくてもよい
- 自分に合わない仕事を我慢して続けなくてもよい
- 勤務時間や日数を減らし、自分の時間を増やせる
- ブログやYouTubeなど、興味のあることに時間を使える
- 家族や自分の健康を優先しやすくなる
ぜいたくな生活がしたいというよりも、お金のために無理な働き方を続けなくてもよい安心感が欲しいのだと思います。
「明日から仕事に行かなくても大丈夫」という状態になれれば、実際には仕事を続けていたとしても、気持ちはかなり楽になるはずです。
年間配当200万円台でもFIREに踏み切れない理由
年間配当が200万円台あると聞くと、「それだけあれば会社を辞められるのではないか」と思われるかもしれません。
私自身も、資産や配当金が増えれば、自然と不安がなくなって会社を辞められるようになると思っていました。
しかし、実際にはそう単純ではありませんでした。資産が増えたからこそ、減らしたくない、失いたくないという気持ちも強くなりました。
1.配当金は将来も保証されているわけではない
配当金は、企業の業績や経営方針によって変わります。業績が悪化すれば減配されることもあれば、場合によっては無配になる可能性もあります。
私は日本株だけでなく米国株からも配当を受け取っているため、為替の影響も受けます。米ドルで受け取る配当額が同じでも、円高になれば円換算した受取額は少なくなります。
今受け取っている金額が、そのまま何十年も続くとは限りません。現在の配当額だけを見て会社を辞めるのは、やはり少し怖いと感じます。
2.配当金は毎月同じ金額が入るわけではない
年間配当を12か月で割れば、毎月一定の収入があるように見えます。
しかし、実際の配当金には受取時期の偏りがあります。特に日本株の配当は、6月や12月など特定の月に集中しやすく、毎月の給料のように安定して入金されるわけではありません。
配当生活を始めるなら、年間の合計金額だけではなく、配当が少ない月の生活費をどうするのかも考えておく必要があります。
3.会社を辞めると自分で負担するお金が増える
会社員として働いていると、給与だけでなく、健康保険や厚生年金などの仕組みにも支えられています。
会社を辞めれば、健康保険や年金、住民税などを自分で支払わなければなりません。病気やけが、家電の故障、住居の修繕といった突発的な出費もあります。
今の生活費だけを計算して「配当金で暮らせそうだ」と考えるのではなく、将来の医療費や物価上昇なども含めて考える必要があります。
4.配当金をすべて使うと資産が育ちにくくなる
私がここまで資産を増やすことができた理由の一つは、受け取った配当金の多くを再投資してきたことです。
配当金で新しい株や投資信託を買えば、そこからさらに配当や分配金を受け取れる可能性があります。
すぐに大きな変化は見えなくても、再投資を何年も続けることで、少しずつ配当収入が積み上がっていきます。
FIREして配当金をすべて生活費に使い始めれば、この再投資の力は弱くなります。物価が上がっていくなかで資産成長が止まることは、将来の不安につながります。
5.暴落時にも落ち着いていられるか不安がある
株式市場は、長期的には成長が期待できても、短期間で大きく下落することがあります。
給料があれば、株価が下がっているときにも生活費のために資産を売らずに済みます。余裕資金があれば、割安になった株を買い増すこともできます。
しかし、資産収入だけで暮らしている場合、相場が大きく下落しているときにも、生活費は必要です。
資産が減っていく画面を見ながら、配当金だけを頼りに生活を続けられるのか。実際にその状況になれば、かなり不安になると思います。
私には完全FIREよりサイドFIREが合っていそう
現時点の私にとって、完全に仕事を辞めるFIREよりも、働く時間や負担を減らすサイドFIREの方が現実的です。
週5日フルタイムで働くのではなく、勤務日数を減らしたり、責任の軽い仕事に変えたりできれば、今よりも心と時間に余裕が生まれます。
仕事を完全に辞めなくても、「この仕事を絶対に続けなければ生活できない」という状態から離れるだけで、大きな意味があると思います。
私が理想とするサイドFIREのイメージ
給与収入:社会保険と生活の基盤を支える
配当収入:生活費の一部を補い、心の余裕をつくる
ブログ・YouTube:投資経験を整理し、誰かの役に立つ形で発信する
配当の再投資:将来の収入と資産を少しずつ増やす
配当金だけにすべてを頼るのではなく、無理のない範囲で仕事を続けながら、自由に使える時間を少しずつ増やしていく方が、私には合っているように思います。
仕事を完全に辞めることだけを目標にするのではなく、働き方を自分で選べる状態へ近づいていく。それが、私の考えるサイドFIREです。
ブログやYouTubeも、自分らしい働き方を探す一歩
現在、私は株式投資ブログを運営し、ブログの記事をもとにYouTubeにも挑戦しようとしています。
これまでの投資で学んだことや、実際に迷ったことを文章に残すことで、同じように資産形成を続けている方の参考になればうれしいと思っています。
自分の経験を整理して発信することは、私自身にとっても、投資方針やお金との向き合い方を見直す良い機会になっています。
もちろん、長く続けていくなかで、サーバー代や制作費の一部をまかなえる程度の収入につながれば理想的です。
ただ、収益だけを目的にするのではなく、まずは「読んでよかった」「少し参考になった」と思ってもらえる記事を、一つずつ積み重ねていきたいと考えています。
ブログやYouTubeを無理なく続けながら、いつか小さな仕事の一つに育てられたら。それも、私が思い描くサイドFIREの形です。
今のうちに少しずつ準備しておきたい
サイドFIREは、ある日突然会社を辞めて始めるものではないと思っています。
私の場合は、次のような準備を少しずつ進めていきたいと考えています。
- 毎月の生活費を把握し、必要な収入額を確認する
- 暴落時にも株を売らずに済む現金を確保する
- 高配当だけでなく、増配と利益成長も重視する
- 配当金の一部を再投資し、将来の収入を育てる
- ブログやYouTubeを無理なく続け、役立つ発信を積み重ねる
- 完全退職だけでなく、勤務日数を減らす選択肢も考える
特に大切なのは、年間配当や資産額だけで判断しないことです。
健康状態、家族の状況、住居費、社会保険、将来の医療費、働くことへの気持ちなど、人によって必要な条件は違います。
誰かがFIREできたからといって、自分も同じ条件で会社を辞められるとは限りません。自分が安心できる形を探すことが大切だと思います。
FIREは「する・しない」の二択ではない
以前の私は、FIREとは会社を完全に辞めることだと思っていました。
しかし、資産形成を続けるなかで、経済的な自由にはいろいろな段階があると感じるようになりました。
配当金で外食代や趣味のお金をまかなえる。
生活費の一部を配当金で補える。
残業や責任の重い仕事を避けやすくなる。
転職や勤務日数の削減を選びやすくなる。
最終的に、働かなくても生活できる状態になる。
完全FIREだけが成功ではありません。資産や配当金が増えることで、少しずつ働き方の自由度が高まることにも、大きな意味があります。
今すぐ仕事を辞められなくても、「以前よりは会社に依存しなくなった」と感じられるなら、それも経済的自由に近づいている証拠だと思います。
まとめ|無理をしなくてもよい暮らしに近づきたい
正直なところ、私は今でもFIREやサイドFIREに憧れています。
ただ、年間配当が税引き後で200万円台になっても、将来の減配や為替変動、社会保険、物価上昇、暴落時の生活などを考えると、今すぐ会社を辞める決断はできません。
だからこそ、完全FIREを急ぐのではなく、配当収入と給与収入を土台にしながら、自分に合った働き方へ少しずつ近づいていきたいと考えています。
ブログやYouTubeについても、収益だけを追いかけるのではなく、これまでの経験を誰かの役に立つ形で残しながら、無理なく続けていきたいと思っています。
私が目指しているのは、何もしないで暮らすことではありません。
お金のために、体調や気持ちを犠牲にしてまで無理な働き方を続けなくてもよい状態です。
今すぐ会社を辞める勇気はありませんが、配当金を育て、自分の経験を発信しながら、自分に合った働き方へ少しずつ近づいていく。それが、私にとって現実的なサイドFIREへの道だと思っています。
※本記事は、筆者個人の経験や考えをまとめたものであり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資には元本割れや減配などのリスクがあります。投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度を踏まえて行ってください。


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