株式投資をしていると、決算や株価ばかりに目が向きますが、あとから振り返ってみると、
「自分がそのとき、なぜその株を買ったのか」を残しておくことも意外と大切だと感じます。
そこで今回は、2026年7月に私が実際に買った株・追加投資した商品をまとめてみます。
新規購入した日本株はSPK。
既に保有しているNTTと
SBI日本高配当株式(分配)ファンドには追加投資しました。
そして米国株では、少し毛色を変えてNIKE(ナイキ)を2株だけ買っています。
この記事は特定銘柄の購入を推奨するものではありません。
私自身の投資記録と考え方をまとめたものです。
株式や投資信託には価格変動リスクがあるため、投資判断はご自身でお願いいたします。
2026年7月に買った株・投資信託
| 投資先 | 今回 | 私が期待している役割 |
|---|---|---|
| SPK | 新規購入 | 利益成長・増配を期待する日本株 |
| NTT | 追加投資 | 安定配当・長期保有 |
| SBI日本高配当株式ファンド | 追加投資 | 日本の高配当株への分散投資 |
| NIKE | 新規・2株 | 業績回復を待つ少額投資 |
こうして並べてみると、同じ「株を買う」という行為でも、購入した理由はかなり違います。
私は高配当株を中心に見ていますが、単純に「配当利回りが高い株だけを買う」という運用にはしていません。
配当だけではなく、利益成長、増配余力、現在の株価、事業の安定性なども見ながら、
少しずつ資金を振り分けています。
新規購入① SPK|地味だけれど長期保有したい会社
7月に日本株で新しく購入したのがSPK(7466)です。
SPKは、自動車部品・用品などを国内外で扱っている商社です。
世間で大きく話題になるAI株や半導体株とはかなり違い、どちらかと言えば地味な会社です。
ただ、私はこういう会社を長期投資先として見るのが結構好きです。
- 自動車関連という分かりやすい事業
- 短期テーマではなく長期で需要を考えやすい
- 配当だけではなく利益成長も期待したい
- 長期的な株主還元にも期待している
私が高配当株を選ぶときに大切にしているのは、
「今の配当利回りが何%なのか」だけではありません。
現在3%の配当利回りでも、利益が増え、それに合わせて配当も増えていけば、
長期で保有したときの実質的な配当収入は大きくなっていきます。
逆に、最初から非常に高い利回りでも、業績が悪化して減配してしまえば意味がありません。
その意味でもSPKは、
「高配当株」というより、増配と成長を長く見ていきたい銘柄
として新規購入しました。
自動車関連企業なので、景気、自動車生産、為替、海外市場などの影響は受けます。
良い会社だから株価が必ず上がるわけでもありません。
そのため、一度買ったから安心ではなく、今後も決算を確認していくつもりです。
また最近の日本株は全体的に株価が大きく上昇しており、
良い会社を見つけても「昔のように明らかに安い」と感じる銘柄は少なくなっています。
私自身、購入前には業績や配当だけではなく株価チャートも確認します。
長期投資なのでチャートだけで判断するわけではありませんが、
過去最高値付近まで一気に買われているのか、調整しているのかを見るだけでも、
一度に大きな金額を入れるか、少しずつ買うかの判断材料になります。
追加投資① NTT|大きな成長より安定感を期待
7月は、既に保有しているNTT(9432)にも追加投資しました。
NTTはSPKとはかなり違います。
私がNTTに期待しているのは、短期間で株価が2倍、3倍になるような爆発的な成長というより、
通信インフラ企業としての安定性と、長期的な株主還元です。
NTTは2027年3月期に年間1株5.4円の配当を予定しており、
会社発表では16期連続の増配となる見込みです。
1株あたりの配当額だけを見ると小さく感じますが、
長期投資では「毎年少しずつでも増配を続けられるか」という点を私はかなり重視しています。
ポートフォリオすべてを高成長株にすると、相場が悪くなったときの値動きも大きくなります。
そのため、NTTのような比較的安定した事業を持つ企業を組み合わせることで、
ポートフォリオ全体のバランスを取りたいと考えています。
NTTは株価が安いので買いやすいという点もあります。
「今月まとまった金額を全部NTTに入れる」というよりも、
配当金や余裕資金があるときに少しずつ追加しやすい銘柄です。
私の場合、こうした銘柄は株価が多少上下しても短期で売買するつもりはなく、
配当を受け取りながら長く持つことを基本にしています。
追加投資② SBI日本高配当株式ファンド|個別株だけに偏らない
7月はSBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)にも追加投資しました。
最近は、配当金を再投資するときの投資先として、このファンドを使うことが増えています。
日本株には魅力的な高配当・増配企業がたくさんありますが、
個別株を1社ずつ調べ続けるのは意外と大変です。
しかも個別株の場合、いくら優良企業だと思っていても、
決算の失敗や不祥事、業界環境の変化などによって大きく下落することがあります。
そこで私は、個別株投資を続けながら、
高配当株にまとめて分散投資できる投資信託も組み合わせています。
- 日本の高配当株にまとめて分散できる
- 個別株選びに使う時間を減らせる
- 配当金の再投資先として使いやすい
- 個別株だけに資産が偏ることを防ぎやすい
同ファンドは年4回決算型で、2026年7月10日の第10回決算では
1万口あたり140円の分配金が発表されました。
ただし、ここは注意が必要です。
投資信託の分配金は銀行預金の利息とは違い、
将来も同じ金額が支払われる保証はありません。
分配金はファンドの資産から支払われるため、
「分配金が多い=そのまま高収益」と考えないようにしています。
SBI日本高配当株式ファンドも日本株に投資する商品なので、
日本株全体が大きく下落すれば基準価額も下落します。
個別企業のリスクを分散しやすいというだけで、元本が保証されている商品ではありません。
それでも、年齢を重ねるにつれて、
全ての企業を自分で分析して個別株だけでポートフォリオを作る必要はないとも感じるようになりました。
「自分で選びたい企業は個別株、まとめて持ちたい部分は投資信託」
という使い分けは、今後も続けていくつもりです。
米国株ではNIKEを2株だけ購入
そして7月には、久しぶりに少し違ったタイプの投資もしました。
米国株のNIKE(NKE)を2株だけ購入しました。
2株ですから、ポートフォリオ全体から見れば本当に小さな投資です。
ただ、これは意図的です。
NIKEは世界的なブランド力を持つ企業ですが、
現在は業績が絶好調という状況ではありません。
2026年度の売上高は464億ドルで前年並みでしたが、
純利益は前年比3%減となりました。
NIKE Directの売上も減少しており、中国市場などを含めて、
まだ完全復活したとは言いにくい状況です。
一方で、ブランドそのものがなくなったわけではありません。
「NIKEという世界的ブランドが今後立て直せるのであれば面白い」
という気持ちはあります。
ただし、現時点で大きな金額を投資するほどの確信はありません。
気になる企業を完全に外から眺めているより、
少額でも実際に株主になった方が決算やニュースを真剣に見るようになります。
今回のNIKEはまさにその感覚で、まず2株だけ買って様子を見ることにしました。
株式投資では、
「買うか、買わないか」の二択にする必要はないと思っています。
自信がある銘柄ならある程度まとまった金額を投資する。
興味はあるけれどリスクも大きいと感じるなら少額だけ買う。
私は、この「お試し投資」も結構好きです。
2株なら仮に判断を間違えてもポートフォリオ全体への影響は限定的です。
逆に業績回復が確認できれば、その時点で追加投資を検討できます。
4つの投資先を並べると、自分の投資方針がよく分かる
今回この記事を書くために7月の投資を振り返ってみて、
自分でも面白いと思ったことがあります。
4つとも、投資した理由が違うのです。
SPK
→ 利益成長と増配を期待する個別株
NTT
→ 安定性と長期的な株主還元を期待
SBI日本高配当株式ファンド
→ 日本の高配当株へ広く分散
NIKE
→ 業績回復の可能性を見ながら2株だけお試し投資
私は高配当株・増配株が好きですが、
全ての資金を同じタイプの株に投資する必要はないと思っています。
安定企業もあれば成長企業もあり、投資信託もあり、
ときには業績回復を期待して少額だけ買ってみる企業もあります。
大切なのは、
「なぜ自分はこの株を持っているのか」を説明できること
ではないでしょうか。
昔ほど「何を買っても安い相場」ではなくなった
私が数年前に日本株を買っていたころを振り返ると、
今から考えれば本当に安い価格で放置されていた優良株がたくさんありました。
その後、株価が何倍にもなった銘柄もあります。
しかし現在は日本株への注目度も高くなり、
業績の良い企業や増配を続ける企業は以前より評価されるようになったと感じます。
PERだけを見るとそれほど高くなくても、
チャートを見ると過去最高値付近という銘柄も珍しくありません。
だからこそ最近は、
「良い会社だから買う」だけではなく、「今いくらで買うか」も以前より意識
するようになりました。
長期投資なので底値を当てる必要はありません。
ただ、高値圏で一度に買い切る必要もありません。
気になる企業ならまず少額で買い、株価や決算を確認しながら追加する。
今回NIKEを2株だけ買ったのも、その考え方の延長です。
8月以降も「焦って買わない」が基本
7月はいくつか投資しましたが、
毎月必ず新しい株を買わなければならないとは考えていません。
相場が高いと感じれば現金を残してもいいですし、
既に持っている銘柄が割安になれば買い増してもいい。
配当金が入ったからといって、
すぐに全額再投資する必要もないと思っています。
私は今年、受け取った配当金の一部を再投資せず、
生活や旅行、外食などにも使っています。
株式投資は資産を増やすために行っていますが、
資産額だけを増やし続けることが人生の目的ではありません。
無理に投資先を探すのではなく、
「この価格なら長く持ちたい」と思える企業が出てきたときに少しずつ買う。
これからも、そのくらいの距離感で投資を続けていきたいと思っています。
まとめ|2026年7月は「配当+成長+分散+お試し投資」
- SPKを新規購入
- NTTを追加購入
- SBI日本高配当株式ファンドを追加購入
- NIKEをお試しで2株購入
振り返ってみると、7月は特定のテーマに集中投資した月ではありませんでした。
増配・成長を期待するSPK、安定感を重視するNTT、
分散投資としてのSBI日本高配当株式ファンド、
そして業績回復を期待しながら2株だけ買ったNIKE。
それぞれ役割は違いますが、
配当だけでなく企業の成長も取り込みながら、無理のない範囲で長く保有する
という基本的な考え方は共通しています。
毎月このように振り返っておけば、
数年後に「あのとき、なぜこの株を買ったのか」を確認することもできます。
株価が大きく上がっていれば嬉しいですし、
下がっていれば当時の判断のどこが間違っていたのかを振り返る材料にもなります。
今後も定期的に、
「今月買った株・追加投資した株」として記録を残していこうと思います。
※掲載内容は記事作成時点の情報です。業績、配当、分配金等は今後変更される可能性があります。


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