今日の相場は?休場明けの日本株、米国株安・円安159円・今夜のCPIに注目|2026年8月12日

今日の相場

2026年8月12日(水)午前6時時点

昨日は山の日で東京株式市場が休場でしたが、本日から日本株の取引が再開します。

休場中の米国市場では、S&P500、NASDAQ、NYダウがそろって下落しました。
特にハイテク株には利益確定売りが出ており、休み明けの日本の半導体株にはやや警戒が必要です。

一方で、相場全体を見るうえでは米国株の下落以上に、
原油高、ドル円159円台、米長期金利、そして今夜発表される米国CPIが重要です。

今日は寄り付きの値動きを追いかけるより、
休場中に動いた材料を日本株がどう織り込むのかを確認したい一日になりそうです。

今日の相場を一言でまとめると


休場明けの日本株は方向感を探る展開。
米国株安はやや逆風ですが、今夜の米CPIを控えているため、朝の値動きだけで強気・弱気を決めるのは早いと考えます。

昨夜の米国株は3指数そろって下落

8月11日の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

指数 終値 前日比
NYダウ 53,791.85 -0.3%
S&P500 7,728.20 -0.3%
NASDAQ総合 26,445.45 -0.6%
Russell2000 3,027.12 +0.3%

大型株中心の指数が下落した一方、中小型株のRussell2000は上昇しました。

米国株全体が一斉に売られたというより、
最高値圏まで上昇していた大型ハイテク株を中心に利益確定売りが出ている印象です。

S&P500は先週末に史上最高値を更新したばかりなので、
現時点では大きなトレンド転換と決めつける段階ではないと思います。

NASDAQ安|半導体・AI株は休み明けの反応に注目

NASDAQは0.6%下落しました。

AmazonやAlphabetなど大型テクノロジー株に売りが出ており、
AI関連株にも利益確定の動きが見られました。

休み明けの日本市場では、
東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコ、レーザーテック、キオクシアなど、
半導体関連株の反応が日経平均を大きく左右しそうです。

寄り付きで半導体株が下落しても、そこから買い戻されるのか。
逆に高く始まっても売られるのか。
私は9時直後より、9時30分以降の値動きを重視したいと思います。

原油は88ドル台|日本株には気になる材料

昨夜の市場で引き続き注目したいのが原油価格です。

ブレント原油は1バレル=88.91ドルまで上昇しました。

背景にあるのは、米国とイランの交渉を巡る不透明感です。
ホルムズ海峡の問題が長引けば、原油供給への懸念が再び強まる可能性があります。

日本は原油を輸入する国ですから、
原油高と円安が同時に進むことは日本経済にとって負担になります。


原油高が続けば、電力、ガス、運輸、食品など幅広い企業のコスト上昇につながります。
一方、INPEXなど資源関連株にはプラス材料になりやすい点も押さえておきたいところです。

ドル円は159円台|160円が再び意識される

為替市場では、ドル円が159円台で推移しています。

足元では159円台前半となっており、160円が再び意識される水準です。

円安は、自動車、機械、電機など海外売上比率の高い企業には業績面で追い風になりやすい一方、
輸入企業や内需企業にはコスト増につながります。

さらに160円を超えて円安が加速する場合は、
政府・日銀による為替介入への警戒も再び強まりそうです。

米10年債利回りは4.7%前後

米国10年債利回りは4.7%前後の高い水準で推移しています。

先週の弱い雇用統計で一度は金利が低下しましたが、
原油高によるインフレ懸念もあり、長期金利は高止まりしています。

米長期金利が高いままだと、
PERの高いグロース株や半導体株には重荷になりやすいため注意が必要です。

今日最大のイベントは米国CPI

今日の相場で最も重要なのが、今夜発表される米国7月消費者物価指数(CPI)です。

発表時間は米東部時間8時30分。
日本時間では8月12日21時30分です。

先週の雇用統計では、米国の非農業部門雇用者数が予想外に減少しました。
そのため市場では、FRBが追加利上げを急がないのではないかという見方が広がりました。

しかし、原油価格が再び上昇しています。

CPIが市場予想を上回れば、
再びインフレと追加利上げへの警戒が強まる可能性があります。

CPIが予想より低い場合

米金利低下 → ドル安 → ハイテク株上昇につながる可能性があります。

CPIが予想より高い場合

追加利上げ観測 → 米金利上昇 → NASDAQや半導体株に売り、という流れには注意が必要です。

今日の日本株|休場明けは先物の動きを確認

日本市場は昨日休場だったため、
今日は海外市場の2日分の材料をまとめて織り込むことになります。

そのため、寄り付き直後は値動きが大きくなる可能性があります。

日経225先物も、休場中に現物株とは別に取引されています。

ただし、先物が高いから日経平均もそのまま上昇するとは限りません。

特に今日は米CPIを控えているため、
朝の買いが午後まで続くかを確認したいところです。

今日の企業決算|東京海上HDに注目

日本企業の決算発表も続きます。

本日の注目企業の一つが東京海上ホールディングスです。
2026年度第1四半期決算の発表が予定されています。

保険株は国内金利上昇の恩恵を受けやすい一方、
自然災害による保険金支払いや海外事業の利益動向も重要です。

そのほか、クレディセゾンなども決算発表を予定しています。

決算で確認したいポイント

  • 売上・利益が市場予想を上回っているか
  • 通期計画に対する進捗率
  • 業績予想の上方修正・下方修正
  • 増配や自社株買い
  • 決算前までに株価が上がりすぎていないか

今日の投資判断で見る4つのポイント

1.半導体株が本当に弱いのか

NASDAQが下落しているため、半導体株には売りが先行する可能性があります。

ただし寄り付き後に買い戻されるようなら、
日本株全体の地合いはそれほど悪くないと判断できます。

2.日経平均だけでなくTOPIXを見る

半導体株の値動きが大きいため、日経平均だけでは日本株全体の強弱が分かりにくくなっています。

銀行、保険、商社、通信、高配当株などまで幅広く買われているか、
TOPIXも確認したいところです。

3.ドル円160円

159円台なら輸出企業には追い風ですが、
160円を超えて円安が加速すれば為替介入警戒が強まります。

4.今夜のCPI前に買いすぎない

今日もっとも注意したいのはここです。

朝の日本株が大きく上昇したとしても、
夜には米CPIがあります。

CPI次第では米国株、米金利、ドル円が一気に動く可能性があるため、
寄り付きの上昇を見て焦って買う必要はないと思います。

私なら今日はどうするか

今日は休場明けなので、普段よりも値動きが大きくなる可能性があります。

さらに今夜には米CPIがあります。

そのため私は、
朝から積極的に買いに行くより、まず相場の反応を見る日と考えます。

特に確認したいのは、

  • 半導体株が寄り付き後に戻るか
  • TOPIXが日経平均より強いか
  • ドル円160円を超えるか
  • 原油高がさらに進むか

この4つです。


今日は「何を買うか」より、「相場が休場中の材料をどう評価するのか」を見る日。
良い企業が大きく下がれば少額で拾う選択肢はありますが、CPI前に無理をする必要はないと考えています。

まとめ|休場明けの日本株、最大の焦点は今夜のCPI

8月11日の米国株は、S&P500、NASDAQ、NYダウがそろって下落しました。

一方、原油価格は88ドル台まで上昇し、ドル円は159円台。
日本株にとっては単純な「米国株安」だけでは判断できない環境です。

そして今夜は米国CPI。

CPIが予想を上回るか下回るかで、
米金利、ドル円、NASDAQ、そして明日の日本株の方向が大きく変わる可能性があります。


休場明けで値動きが大きくなりやすい日だからこそ、
寄り付きに飛びつかず、企業業績と株価のバランスを見ながら冷静に投資判断していきたいところです。


本記事は公開情報をもとに株式市場の状況を整理したものであり、
特定の銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。
投資には元本割れのリスクがあります。
最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株価、為替、金利、原油、先物価格などは記事公開後に変動する場合があります。

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