2026年8月6日(木)午前7時時点
本日の東京株式市場は、前日の大幅上昇に対する利益確定売りが先行する可能性があります。
8月5日の日経平均株価は、前日比2,342円91銭高の6万6,300円44銭で取引を終えました。上昇率は3.66%に達し、半導体株やAI関連株を中心に幅広い銘柄が買われました。
一方、前夜の米国市場では、NYダウが最高値を更新したものの、S&P500とNASDAQ総合指数は下落しました。AMDなどのハイテク株が売られ、前日まで上昇していたAI・半導体関連株には利益確定売りが出ています。
大阪取引所の日経225先物も夜間取引を6万5,780円で終了しました。日経平均の現物終値を約520円下回っているため、本日は日経平均が反落して始まる可能性が高そうです。
今日の相場を一言でまとめると
前日の急騰に対する利益確定売りが予想されます。特に半導体株は値動きが荒くなりやすい一方、銀行・商社・通信・高配当株へ資金が向かうかが注目点です。
今日の相場で押さえておきたいポイント
- 前日の日経平均は2,342円高、上昇率3.66%
- 日経225先物は6万5,780円で夜間取引を終了
- 先物は日経平均の現物終値を約520円下回る
- NYダウは上昇した一方、S&P500とNASDAQは下落
- AMDの下落がハイテク株の重荷
- ドル円は1ドル=157円台で推移
- 国内では300社を超える企業が決算発表を予定
- NTT、レゾナック、任天堂、ソフトバンクグループなどに注目
昨日の日経平均は2,342円高の大幅続伸
8月5日の日経平均株価は、前日比2,342円91銭高の6万6,300円44銭で取引を終えました。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 66,300.44円 | +2,342.91円 +3.66% |
| TOPIX | 約4,046ポイント | 約+2.1% |
前日の米国市場で半導体株が大幅に上昇したことを受け、日本市場でも半導体・AI関連株へ買いが集中しました。
キオクシアホールディングス、アドバンテスト、レーザーテック、ソフトバンクグループ、レゾナックなどが上昇し、日経平均を押し上げました。
ただし、一日で2,300円を超えて上昇した反動は大きく、本日は短期投資家による利益確定売りが出やすい状況です。
米国株はまちまち|ダウ上昇、NASDAQは反落
8月5日の米国株式市場は、主要指数によって方向感が分かれました。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 54,349.06ドル | +263.18ドル +0.49% |
| S&P500 | 7,723.52 | -13.00 -0.17% |
| NASDAQ総合 | 26,363.44 | -221.55 -0.83% |
NYダウは上昇しました。製薬株や景気敏感株が買われ、指数を支えています。
一方、NASDAQは下落しました。前日まで大きく上昇していたAI・半導体関連株に利益確定売りが出ています。
AMDは好決算でも下落
AMDはAI向け半導体需要を背景に、市場予想を上回る売上高見通しを示しました。しかし、株価は決算発表後に下落しています。
業績が悪かったというよりも、AI関連企業に対する市場の期待が非常に高く、好決算だけでは株価を押し上げられなかったと考えられます。
半導体株を見るうえでの注意点
業績が良くても、市場がさらに高い成長を期待していれば株価は下落します。前日の急騰だけを見て高値を追わず、決算内容と株価に織り込まれた期待の両方を確認することが大切です。
日経225先物は6万5,780円
大阪取引所の日経225先物は、8月6日午前6時までの夜間取引を6万5,780円で終了しました。
| 先物 | 夜間終値 | 前日清算値比 |
|---|---|---|
| 日経225先物 | 65,780円 | -560円 |
| 日経225ミニ | 65,775円 | -565円 |
| TOPIX先物 | 4,043.5 | -4.0 |
日経225先物は、日経平均の現物終値6万6,300円44銭を約520円下回っています。
一方、TOPIX先物の下落幅は比較的小さくなっています。
この差からは、市場全体が大きく売られるというより、前日に急騰した半導体株や値がさ株を中心に利益確定売りが出る可能性が考えられます。
ドル円は157円台
外国為替市場では、ドル円が1ドル=157円台で推移しています。
円安水準が続いていることは、自動車、機械、電機など海外売上比率の高い企業にとって業績面の追い風です。
ただし、160円に近づくと円買い介入への警戒が強まります。急激な円高が起きた場合は、輸出関連株の上値を抑える可能性があります。
| 指標 | 午前7時前後 | 日本株への影響 |
|---|---|---|
| ドル円 | 約157円台 | 輸出企業には追い風だが介入に注意 |
| WTI原油 | 約75ドル | 航空・陸運・電力・食品にはプラス |
| 米10年債利回り | 約4.6% | 金利上昇時は成長株の重荷 |
今日注目したい業種
半導体・AI関連株
半導体株は、本日も最も値動きが大きくなりやすい業種です。
前日に急騰した反動に加えて、米国市場でAMDが下落したため、東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテック、ディスコ、キオクシア、レゾナックなどには利益確定売りが出る可能性があります。
ただし、AIデータセンター向けの設備投資や半導体需要そのものが急に悪化したわけではありません。短期的な株価調整と中長期的な成長性は分けて考える必要があります。
銀行・保険株
前日に半導体株へ集中した資金が、銀行や保険など割安感のある大型株へ移るかに注目です。
TOPIX先物が比較的底堅いため、日経平均が下落しても、銀行、保険、商社などは相対的に強い可能性があります。
自動車・輸出関連株
ドル円が157円台を維持していることは、自動車や機械株にとって追い風です。
ただし、為替介入への警戒に加え、決算で示された関税の影響や通期見通しも確認する必要があります。
高配当・ディフェンシブ株
相場が前日の急騰から調整する場合、通信、医薬品、食品、電力など、業績や配当が比較的安定した銘柄に資金が向かう可能性があります。
値動きの大きい半導体株だけでなく、増配や安定したキャッシュフローが期待できる銘柄にも目を向けたいところです。
本日は決算発表が集中
8月6日は、国内で300社を超える企業が決算発表を予定しています。今回の決算シーズンでも、特に発表企業が多い一日です。
| 分野 | 主な企業 | 注目点 |
|---|---|---|
| 通信・大型株 | NTT、ソフトバンクグループ | 通信事業、AI投資、配当、自社株買い |
| 半導体・電子部品 | レゾナック、SUMCO、TOWA、KOKUSAI ELECTRIC、レーザーテック | AI需要、受注、設備投資、利益率 |
| ゲーム・娯楽 | 任天堂 | ハード販売、ソフト販売、通期予想 |
| 金融・不動産 | オリックス、楽天銀行、東京建物、住友不動産 | 金利影響、利益進捗、株主還元 |
| 素材・資源 | JX金属、三菱マテリアル、古河電工 | 銅価格、AI向け素材、データセンター需要 |
| 精密・生活関連 | 富士フイルム、島津製作所、ニコン、コーセー | 海外販売、利益率、為替影響 |
個人的に注目している決算
私の保有銘柄では、NTTとレゾナックの決算に注目しています。NTTは利益進捗や株主還元、レゾナックはAI半導体向け材料の需要や今後の業績見通しを確認したいと考えています。
本日の主な経済指標
東京市場の日中は国内企業の決算が中心ですが、夜には米国の雇用・物価関連指標が発表されます。
| 日本時間 | 経済指標 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 18時30分 | 米国・チャレンジャー人員削減数 | 企業の雇用削減動向 |
| 21時30分 | 米国・新規失業保険申請件数 | 米国雇用の強弱 |
| 21時30分 | 米国・失業保険継続受給者数 | 再就職の難しさ |
| 21時30分 | 米国・非農業部門労働生産性 | 生産性と企業収益への影響 |
| 21時30分 | 米国・単位労働コスト | 賃金インフレの強さ |
失業保険申請件数が市場予想を大きく上回れば、米国の雇用減速が意識されます。一方、単位労働コストが強ければ、インフレと米国金利上昇への警戒が強まる可能性があります。
今日の投資戦略
寄り付き直後の押し目買いを急がない
前日に大幅上昇した銘柄が下落して始まると、すぐに押し目買いをしたくなるかもしれません。
しかし、急騰後の調整は一日で終わるとは限りません。寄り付き直後に買わず、午前9時30分以降も株価が下げ止まるか確認したいところです。
日経平均とTOPIXの差を確認する
本日は、日経平均が下落していても、TOPIXが底堅い可能性があります。
半導体など一部の値がさ株だけが下落し、銀行、商社、通信、高配当株が上昇している場合、市場全体が弱いとは限りません。
日経平均だけでなく、TOPIX、値上がり銘柄数、東証プライム市場の売買代金も確認しましょう。
決算発表をまたぐ銘柄は投資額に注意
本日は多くの企業が決算を発表するため、個別株の値動きが非常に大きくなる可能性があります。
決算内容が良くても、市場の期待を下回れば株価が下落することがあります。反対に、決算が多少悪くても、悪材料が織り込まれていれば上昇するケースもあります。
決算発表をまたぐ場合は、一つの銘柄へ資金を集中させず、想定外の下落にも耐えられる投資額に抑えることが重要です。
長期投資家は一日の値動きに振り回されない
高配当株や増配株、利益成長企業へ長期投資している場合、前日の大幅高や本日の反落だけで投資方針を変える必要はありません。
株価が上がったか下がったかだけでなく、決算で利益が成長しているか、配当を無理なく増やせるか、財務状態に問題がないかを確認することが大切です。
まとめ|急騰後の利益確定売りに注意
8月6日の東京株式市場は、前日の日経平均が2,342円高となった反動から、利益確定売りが先行する可能性があります。
日経225先物は6万5,780円と、現物終値を約520円下回りました。特に、前日に大きく上昇した半導体・AI関連株は値動きが荒くなりそうです。
一方、TOPIX先物の下落は小幅です。銀行、商社、通信、高配当株などが底堅ければ、市場全体ではなく、一部の値がさ株を中心とした調整と判断できます。
本日は多くの企業が決算発表を予定しています。指数の動きだけでなく、NTT、レゾナック、任天堂、ソフトバンクグループなど、主要企業の決算内容にも注目したい一日です。
本日の基本姿勢は、前日の急騰に乗り遅れたと焦って買うのではなく、利益確定売りが一巡するか、企業決算の内容を冷静に見極めることです。
参考情報
本記事は、公開情報をもとに株式市場の状況を整理したものであり、特定の銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断は、ご自身の責任でお願いいたします。相場情報、為替、先物価格、決算発表予定は変更される場合があります。


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