【今日の株式市場】日経平均は続伸する?米国株高・原油安・円高の影響を解説【2026年8月3日】

今日の相場

2026年8月3日(月)午前7時30分時点


今日の東京株式市場は、米国株高と中東情勢の緊張緩和が追い風となり、買いが先行する可能性があります。

ただし、前週末の日経平均は1日で約2,500円上昇しており、
利益確定売りが出やすい点には注意が必要です。
為替介入を巡る報道によって円相場が大きく動く可能性もあり、
上昇一辺倒というより、値動きの荒い一日になることが予想されます。

今日の相場を一言でまとめると

  • 米国株高と米株先物の上昇は日本株の追い風
  • 原油価格の急落は日本経済全体にはプラス材料
  • 前週末の急騰後だけに、寄り付き後の利益確定売りには注意
  • 円高が進んだ場合、自動車など輸出株には重荷
  • 企業決算を手掛かりにした個別株中心の相場になりやすい

前週末の日本株は日経平均が約2,500円上昇

7月31日の東京株式市場では、日経平均株価が
6万4,362円02銭で取引を終え、
前日比では約4%の大幅上昇となりました。

TOPIXも4,000ポイント台を回復しています。
前日まで大きく売られていたAI・半導体関連株に買い戻しが入り、
指数を強く押し上げました。

指数・市場 終値 前日比 ポイント
日経平均株価 64,362.02円 +4.03% 半導体株中心に急反発
TOPIX 4,003.30 +1.29% 4,000ポイント台を回復
NYダウ 52,485.03ドル +0.53% 主要3指数が続伸
S&P500 7,489.72 +0.70% 大型株を中心に堅調
NASDAQ総合 25,373.85 約+1.0% アマゾン急騰が支援
日経平均は前週末に大幅反発しましたが、
週間では前週末とほぼ同じ水準にとどまりました。
相場全体が安定したというより、
大幅下落の後に急激な買い戻しが入った状態と考えた方がよいでしょう。

米国株はアマゾンの好決算で続伸

7月31日の米国株式市場では、ダウ、S&P500、NASDAQ総合の
主要3指数がそろって上昇しました。

市場をけん引したのはアマゾンです。
クラウドサービス「AWS」の成長が市場予想を上回り、
AI関連の大規模投資が将来の収益につながるとの期待が強まりました。
アマゾン株は1日で15%を超える大幅高となっています。

マイクロソフトの好決算に続いてアマゾンも強い成長を示したことで、
「巨大IT企業によるAI投資は過剰ではないか」という市場の警戒感は、
いったん和らぎました。

日本の半導体株には追い風
米国でAI関連株への投資心理が改善したことは、
アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、レーザーテックなどの
半導体関連株にとってプラス材料です。

一方、アップルは決算自体では市場予想を上回ったものの、
次の四半期の売上高見通しが期待に届かず、7%を超えて下落しました。
大型ハイテク株でも、決算内容によって明暗が大きく分かれています。

週明けは米国株先物が上昇、原油価格は急落

日本時間3日早朝の時間外取引では、米国の主要株価指数先物が上昇しています。
ダウ先物とS&P500先物は約0.4%高、
NASDAQ100先物は約0.7%高で推移しました。

米国が予定していたイランへの新たな攻撃を見送り、
ホルムズ海峡の再開放に向けた交渉が進むとの期待が高まったことが背景です。

中東情勢の緊張緩和を受けて、原油先物は6%を超えて下落。
WTI原油先物は1バレル=79ドル前後、
北海ブレント原油先物は82ドル前後まで値下がりしています。

原油を海外から大量に輸入する日本にとって、
原油安は企業のコスト負担や物価上昇を抑える方向に働きます。
中東情勢が再び悪化しなければ、日本株全体にも安心材料となりそうです。

今日の日本株を動かす3つのポイント

1.AI・半導体株の反発が続くか
前週末は半導体株が大きく反発しました。
米国株先物も上昇しているため、今日も買いが先行する可能性があります。
ただし、半導体株は短期間で値動きが激しくなっており、
寄り付きから大きく上昇した銘柄を慌てて追いかけるのは慎重に考えたいところです。
2.円高と為替介入への警戒
ドル円相場は週末時点で1ドル=157円台前半まで円高が進みました。
日本政府による円買い介入に加え、
米国側も円安是正に協力するとの観測が出ています。
今日も政府関係者の発言によって、為替が大きく動く可能性があります。
3.国内企業の決算発表
今日も日本を代表する企業の決算発表が予定されています。
指数全体の方向だけでなく、
業績や今後の見通しが評価された銘柄へ資金が集まる
「決算相場」の色合いが強くなりそうです。

円高はどの銘柄に影響する?

急速な円安が修正されることは、日本の物価高を抑える面ではプラスです。
しかし、株式市場では業種ごとに影響が異なります。

円高が重荷になりやすい業種
自動車、電機、機械、精密機器など、海外売上高の大きい輸出企業。
円換算した海外利益が減少するとの懸念が出やすくなります。
円高が追い風になりやすい業種
食品、小売、電力・ガス、空運など。
原材料や燃料を海外から輸入する企業は、仕入れコスト低下が期待できます。
原油安が追い風になる業種
航空、陸運、海運の一部、電力・ガス、化学、食品など。
燃料・物流コストの低下につながる可能性があります。
原油安が逆風になる業種
石油開発、資源、エネルギー関連企業。
INPEXなどは原油価格の下落が利益見通しの重荷になる場合があります。

半導体ETF「200A」はどう見る?

NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信(200A)は、
日本の半導体関連企業へまとめて投資できるETFです。

米国でAI投資への懸念が和らいだことは200Aにもプラスですが、
半導体関連株は依然として値動きが非常に大きくなっています。
前週末に急反発した直後でもあり、
今日さらに上昇した場面で一気に買い増すより、
複数回に分けて投資する方がリスクを抑えられます。

キオクシアを含むメモリー半導体株は、
AI向け需要の拡大期待がある一方、
市況変動、設備投資負担、株価の割高感によって急落することもあります。
好材料が出たからといって、短期的に一直線で上昇するとは限りません。

今日予定されている主な決算・経済イベント

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループの決算
  • 三菱商事、伊藤忠商事、丸紅など大手商社の決算
  • LINEヤフー、大和証券グループ本社、塩野義製薬の決算
  • 午前10時45分:中国7月製造業PMI
  • 午後11時:米国7月ISM製造業景況指数
  • 米国市場終了後:パランティアなどの決算

特に大手商社の決算は、資源価格、円相場、株主還元方針を確認するうえで重要です。
自社株買いや増配が発表されれば、個別株への買い材料となる可能性があります。

今日の投資戦略

今日の相場は買いが先行する可能性がありますが、
寄り付き直後から無理に飛び乗る必要はありません。

  • 寄り付き後30分程度は指数と為替の方向を確認する
  • 前週末に急騰した半導体株の高値追いは避ける
  • 決算内容を確認せず、株価の動きだけで売買しない
  • 高配当株や増配株は、一時的な下落場面で少額ずつ買う
  • 円高が進む場合は、輸出株と内需株の強弱を比較する
日経平均は1日の値幅が2,000円を超えるような不安定な相場が続いています。
「上がりそうだから一気に買う」のではなく、
投資資金を分けて時間を分散することが重要です。

今週は米国雇用統計まで重要イベントが続く

今週は国内外で重要な決算発表が相次ぎます。
4日にはトヨタ、三井物産、三菱重工、
6日にはソフトバンクグループ、NTT、任天堂、オリックス、
7日にはKDDI、フジクラ、日本郵政などの決算が予定されています。

米国では8月7日に7月雇用統計が発表されます。
雇用が強ければ米国の金利上昇懸念が再燃し、
ハイテク株には逆風となる可能性があります。

反対に、雇用の減速が適度な範囲に収まれば、
金利上昇への警戒が和らぎ、株式市場にとって安心材料となります。

まとめ:買い先行でも、寄り付き後の値動きを確認したい

今日の日本株には、米国株高、米株先物上昇、原油価格下落という
複数の追い風があります。半導体株や内需株を中心に、
買いが先行する展開が予想されます。

ただし、前週末の日経平均は約2,500円上昇しており、
利益確定売りが出やすい状況です。
円相場も政府関係者の発言によって急変する可能性があります。

長期投資を前提とするなら、
日々の指数の上げ下げに振り回されるよりも、
決算で利益成長と株主還元を確認しながら、
優良株を少しずつ買い進める姿勢が基本となりそうです。

※本記事は2026年8月3日午前7時30分時点で確認できた情報を基に作成しています。
株価、為替、先物価格などは常に変動します。
本記事は特定の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。
投資判断は、ご自身の責任でお願いいたします。

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