今日の相場見通し|日経平均は反発なるか、企業決算と米国雇用統計に注目【2026年8月7日】

今日の相場

2026年8月7日(金)午前7時時点

本日の東京株式市場は、前日の下落から自律反発を試す一方、米国雇用統計を控えて上値の重い展開が予想されます。

8月6日の日経平均株価は、前日比617円18銭安の6万5,683円26銭で取引を終えました。米国半導体株の下落を受け、日本でも半導体・AI関連株が売られました。

一方、TOPIXは小幅ながら上昇しました。銀行、商社、通信、内需、高配当株などには資金が向かっており、日経平均の下落ほど市場全体が弱かったわけではありません。

前夜の米国市場では、NYダウ、S&P500、NASDAQ総合指数がそろって小幅に下落しました。本日は国内企業の決算に加え、今夜発表される米国7月雇用統計を見極めたい投資家が多く、積極的に上値を追う動きは限られそうです。

今日の相場を一言でまとめると

半導体株には引き続き警戒が必要ですが、TOPIX型のバリュー株や好決算銘柄には買いが入りやすい相場です。今夜の米国雇用統計を控え、後場にかけて様子見姿勢が強まる可能性があります。

今日の相場で押さえておきたいポイント

  • 前日の日経平均は617円安の6万5,683円26銭
  • 半導体株が売られた一方、TOPIXは小幅高
  • 米国株は主要3指数がそろって小幅下落
  • 原油価格が反発し、インフレ懸念が再び意識される
  • Western DigitalやSandiskなどメモリー関連株が下落
  • 国内では引き続き決算発表が集中
  • 今夜21時30分に米国7月雇用統計を発表
  • 後場は雇用統計を控え、様子見姿勢が強まる可能性

昨日の日経平均は617円安

8月6日の日経平均株価は、前日比617円18銭安の6万5,683円26銭で取引を終えました。下落率は0.93%です。

項目 8月6日の数値 ポイント
始値 65,896.00円 前日終値を下回って開始
高値 65,983.13円 戻りは限定的
安値 64,942.07円 一時6万5,000円を下回る
終値 65,683.26円 前日比-617.18円

米国市場で半導体株やメモリー関連株が下落した流れを受け、日本市場でも半導体製造装置、電子部品、AI関連株が売られました。

ただし、TOPIXは小幅ながらプラスで取引を終えました。銀行、商社、通信、素材、内需など、指数への寄与度が比較的小さい銘柄には買いが入りました。

日経平均だけを見ると弱い相場でしたが、市場全体では半導体株からバリュー株へ資金が移動した一日だったと考えられます。

米国株は3指数そろって小幅安

8月6日の米国株式市場では、NYダウ、S&P500、NASDAQ総合指数がそろって下落しました。

指数 終値 前日比
NYダウ 53,885.10ドル -464.02ドル
-0.85%
S&P500 7,710.03 -0.18%
NASDAQ総合 26,348.35 -0.06%

米国株は大幅安ではありませんでしたが、企業決算を受けた個別株の下落が指数を押し下げました。

Western Digitalは約13%安、Sandiskは約7%安となりました。両社とも業績そのものより、今後の見通しが高い市場期待に届かなかったことが売り材料になりました。

クラウド関連ではAppLovinやDatadogが大幅に下落しています。AIやクラウド関連銘柄は成長期待が高い分、少しでも成長鈍化が意識されると売りが大きくなりやすい状況です。

米国株から読み取れる注意点

好決算でも、市場がさらに高い成長を期待していれば株価は下落します。AI、半導体、クラウド関連株は、業績の良し悪しだけでなく、市場予想との比較が重要です。

原油価格が反発

前夜の米国市場では、WTI原油先物が1バレル=77.29ドルまで上昇しました。上昇率は2.75%です。

イラン情勢を巡る不透明感が再び意識され、前日まで下落していた原油価格が反発しました。

原油高は、石油開発や資源関連株には追い風となる一方、航空、陸運、電力、食品など燃料費や物流費の影響を受ける企業には負担となります。

今日注目したい業種

半導体・AI関連株

半導体株は、本日も値動きが大きくなりやすい業種です。

米国市場でWestern DigitalやSandiskが下落したため、メモリー関連や半導体製造装置株には引き続き警戒が必要です。

一方、前日に大きく下落した銘柄には自律反発狙いの買いが入る可能性もあります。寄り付き直後に上昇しても、午前9時30分以降も買いが続くかを確認したいところです。

銀行・商社・高配当株

前日は日経平均が下落する一方、TOPIXは小幅高となりました。半導体株から銀行、商社、通信、高配当株へ資金が移動しています。

本日も日経平均が伸び悩むなかで、TOPIXが底堅く推移する場合、バリュー株や高配当株への物色が続いていると判断できます。

石油・資源関連株

原油価格が反発したため、石油開発、総合商社、資源関連株には買いが入りやすくなります。

ただし、イラン情勢に関する報道によって原油価格が大きく変動しているため、短期的な値動きには注意が必要です。

好決算銘柄

決算発表が集中しているため、本日も指数より個別企業の業績が重視される相場になりそうです。

売上高や利益だけでなく、通期予想の上方修正、増配、自社株買い、受注残の増加などが発表された銘柄には買いが入りやすくなります。

本日も企業決算に注目

8月7日も国内企業の決算発表が予定されています。決算シーズン中は、日経平均の方向よりも、個別企業の業績や株主還元策によって株価の明暗が分かれます。

確認項目 注目したい内容
利益進捗率 通期計画に対して順調に利益を積み上げているか
通期見通し 業績予想の上方修正や下方修正があるか
株主還元 増配、自社株買い、株主優待の変更
利益率 売上増加だけでなく利益率も改善しているか
為替前提 円安による利益押し上げが一時的ではないか

決算を見るときの注意点

好決算でも、株価がすでに大きく上昇していれば利益確定売りが出る場合があります。決算数字だけでなく、発表前までの株価上昇と市場の期待を合わせて確認することが大切です。

今夜は米国7月雇用統計

本日最大の海外イベントは、日本時間21時30分に発表される米国7月雇用統計です。

指標 前回 市場予想
非農業部門雇用者数 +5.7万人 +8.0万人
失業率 4.2% 4.2%
平均時給・前月比 +0.3% +0.3%
平均時給・前年比 +3.5% +3.5%

雇用者数や平均時給が市場予想を大きく上回れば、米国の追加利上げや高金利長期化への警戒が強まり、ハイテク株には逆風となる可能性があります。

反対に、雇用統計が弱すぎる場合は、利上げ観測が後退しても、景気悪化への懸念が強まる可能性があります。

市場にとって理想的なのは、雇用が緩やかに減速しながらも、景気後退を示すほど弱くない結果です。

今日の投資戦略

半導体株の反発をすぐに追わない

前日に大きく下落した半導体株が反発して始まっても、すぐに高値を追う必要はありません。

米国市場ではメモリー関連株が引き続き売られているため、午前9時30分以降も上昇を維持できるか確認したいところです。

日経平均だけで市場を判断しない

前日は日経平均が617円下落しましたが、TOPIXは小幅高でした。

本日も日経平均が弱くても、銀行、商社、通信、高配当株が上昇していれば、市場全体が売られているわけではありません。

TOPIX、値上がり銘柄数、東証プライム市場の売買代金も確認しましょう。

米国雇用統計前に無理をしない

今夜の米国雇用統計によって、米国金利、ドル円、米国株先物が大きく動く可能性があります。

短期売買をする場合は、雇用統計発表前にポジションを大きくしすぎないことが重要です。

長期投資家は決算内容を優先する

高配当株や増配株へ長期投資している場合、一日の指数変動よりも、企業の利益、配当、財務状態を優先して確認したいところです。

株価が下落しても、企業の利益成長や増配方針に変化がなければ、慌てて売却する必要はありません。

まとめ|個別決算と米国雇用統計に注目

8月7日の東京株式市場は、前日の下落から反発を試す一方、今夜の米国雇用統計を控えて上値の重い展開が予想されます。

米国市場では主要3指数が小幅に下落し、メモリーやクラウド関連株が売られました。日本の半導体・AI関連株にも引き続き注意が必要です。

一方、前日はTOPIXが小幅高となっており、銀行、商社、通信、高配当株への資金移動が確認されました。本日も日経平均とTOPIXの差に注目したいところです。

決算発表が続いているため、指数の方向だけでなく、通期予想、増配、自社株買い、利益率など、企業ごとの内容を冷静に確認しましょう。

本日の基本姿勢は、前日の下落を見て慌てて売買するのではなく、半導体株の下げ止まりと好決算銘柄への資金流入を確認しながら、今夜の米国雇用統計に備えることです。

参考情報


本記事は、公開情報をもとに株式市場の状況を整理したものであり、特定の銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断は、ご自身の責任でお願いいたします。相場情報、為替、先物価格、決算発表予定は変更される場合があります。

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